バフェット、ソロス、ロジャーズ…世界三大投資家に学ぶ投資術 バフェット、ソロス、ロジャーズの三人三様の投資術や経歴を紹介 #投資 #思考 #学び #ハウツー #外資 #金持ち #富豪 #堅実 #投資術

バフェット、ソロス、ロジャーズ…世界三大投資家に学ぶ投資術
ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロス、ジム・ロジャーズ。「世界三大投資家」と称されるこの3人は、投資によって大金持ちになったことでよく知られています。しかし、「投資で大金持ち」は共通していても、投資に対するアプローチは三者三様です。
そこで今回は、バフェット、ソロス、ロジャーズの3人の簡単な投資術や経歴の紹介と
特にジム・ロジャーズに注目してはなしていきます。
投資家としてどのようにして成功したのか?
彼らの教えから学べることとは何なのか?
ウォーレン・バフェットの投資術
そんなバフェットの投資術は、次のようなものです。
バフェットの投資術1:長期投資を行うこと
バフェットの投資術で一番大切なことは、長期投資を行うこと。「バイ・アンド・ホールド」、つまり買ったらそのまま保有し続けるというわけです。
プロの投資家といえば、市場の値動きに合わせて頻繁に買ったり売ったりを繰り返すデイトレーダーのような姿をイメージする方も多いでしょう。また、デイトレーダーとまではいかなくても、1ヶ月、1年といった短期間で多少値上がりした段階で、売却して利益を得てしまう方もいるでしょう。しかしバフェットは違います。バークシャー・ハザウェイはアップル、コカ・コーラ、バンク・オブ・アメリカといった米国の有名企業にずっと投資し続けた結果、資産を大きく増やすことに成功しています。
市場の短期的な値動きにとらわれると、どうしても投資がギャンブル的になってしまい、値下がりしてしまうこともあります。しかし、長期的な視点で投資し続けることで、そうした市場の短期的な値動きの影響を軽減して、資産を安定的に増やせる、というわけです。
バフェットの投資術2:価値のある企業に投資すること
バフェットは、企業の価値を調査して、将来にわたってその価値を高め続けられるかを考えます。そして、その企業の株が割安だとみたときに投資をします。極端にいえば、1000円の価値があると判断した株が200円で売られているときに買う、ということです。こうした投資を「バリュー株投資」といいます。
バフェットのいう「価値のある企業」は、他社に真似できない魅力があるような、独自性のある企業です。独自性のある企業は、業界内でもオンリーワンの製品やサービスを生み出すため、長期的に成功する可能性があります。そうした企業に早くから投資して、長く投資を続けることで、やがてくる株価上昇のときに大きく資産を増やせます。
バフェットの投資術3:よく知らないものには投資しないこと
いくら稀代の投資家、バフェットであっても、はじめから投資が上手だったわけではありません。姉と共同ではじめて購入した株は一時値下がりしたものの、結局6ドルほどの利益を得ることができました。しかし、実はその株はその後大きく値上がり。もう少しその株を持ち続けていれば、500ドルほどの利益を得られるはずだったのです。
この経験からバフェットは、
①買った時の株価にこだわってはいけない
②よく考えずに慌てて小さな利益を得ようとしてはいけない
③家族・友人のお金で投資してはいけない
という3つの教訓を得たといわれています。
たとえ一時的に株価が低迷していても、自分がよく知っている企業であれば、やがて株価が上昇するのを待つことができます。しかし、よく知らないものに投資してしまうと、株価が下がることで慌ててしまい、少しの利益を得ようとしてしまいます。
ですからバフェットは、自分が理解できない、よくわからないものには投資しません。よくわかる分野にのみ、値上がりを信じて投資を行います。
たとえば、バフェットは仮想通貨(暗号資産)を買いません。投資をするうえで、知らないことは最大のリスク。思わぬ値下がりで損失を被る可能性がある、というわけです。実際、バフェットは仮想通貨に批判的な意見を持っていることで知られ、今後も購入することはないと公言しています。
ジョージ・ソロスの投資術
バフェットと同じく1930年にハンガリー・ブダペストで生まれたジョージ・ソロスは1973年、次に紹介するジム・ロジャーズ氏とともに「クォンタム・ファンド」を立ち上げました。
クォンタム・ファンドは、今でいうヘッジファンドです。ヘッジファンドとは、通貨・株式・債券などに投資するときに、先物やオプションなどの手法を組み合わせて買いと売りを同時に行い、確実に利益をあげることを目指すファンドです。まだヘッジファンドという言葉ができる前から、ソロスはヘッジファンドを運用していたのです。
1992年、ソロスは固定相場制のなかで割高とされていた英国の通貨、ポンドに100億ドルもの大掛かりな売りを実施。これによりポンドは急落しました。1992年の「ポンド危機」と呼ばれる事件です。
英国はポンドの急落を阻止しようとしたものの結局下げ止まらず、イングランド銀行は破綻寸前に。英国が変動相場制に移行するきっかけになりました。これにより、10億ドルとも20億ドルとも言われる利益を叩き出したソロスは「イングランド銀行を潰した男」と呼ばれるようになりました。
以後、2000年代のサブプライム問題、2010年代のアベノミクスの際にも空売りを仕掛けて巨額の利益を出したことがたびたび報じられています。
そんなソロスの投資術は、次のようなものです。
ソロスの投資術1:市場の歪みをとらえること
市場の価格は、世間のあらゆる情報を織り込んで形成されるという考え方を「効率的市場仮説」といいます。もし本当に効率的市場仮説が正しければ、普通の情報を得て投資する投資家は、利益を上げられなくなってしまいます。
しかし、現実の市場はどこかに「歪み」が生じています。その歪みをついて投資ができれば、必ず利益を上げられる機会があると考えています。ソロスをはじめ、今のヘッジファンドの多くが採用する「グローバル・マクロ運用」という投資手法は、世界の金融市場をマクロ経済の視点からチェックして妥当と判断できる価格を算出し、それと市場の価格が大きく乖離したときに投資を行う手法です。先に紹介したポンド売りも、ポンドの妥当な価格と市場の価格が大きく乖離していたところをソロスが突いた、というわけです。
ソロスの投資術2:リスクを管理すること「ロングショート戦略」
市場の歪みをとらえることは大切ですが、そうそう簡単に市場の歪みを見つけることはできません。そこで、リスクを管理して投資するために、ソロスは「ロングショート戦略」という投資手法を取りました。割安と考えた資産を買うポジションと、割高と考えた資産を売るポジションの両方を一度にとるようにします。買いと売りのポジションの比重を変えることで、思惑どおりいけばリスクを抑えて利益を得ることができます。
トレンドは、上昇と下降を繰り返します。ロングショート戦略でリスクを管理して、確実に利益を積み増していきます。
ソロスの投資術3:投資の「仮説・検証サイクル」を細かく回す
ソロスは「史上最大の相場師」と呼ばれることもありますが、無謀なギャンブラーとして大きな賭けをし続けていたわけではありません。
ソロスは、投資をするときには必ず仮説を立てて小さな取引を行います。仮説が正しいと思ったら、一気に大きな投資を行います。しかし、仮説が間違っていたと思ったら、仮説を検証して見直し、修正して再度投資をしたり、あるいは間違いを認めて損切りしたりします。ソロスは市場がいつも自分の予測通りには動かないことを踏まえて、きちんと検証した上で大きな投資を行うのです。
ジム・ロジャーズの経歴や生い立ち、投資術
投資に興味のある人の多くが、ジム・ロジャーズという名前を一度は耳にしたことがあるでしょう。
世界三大投資家の1人として知られる人物です。
しかし、次のように問われると明確に答えるのは難しいと感じるかもしれません。
ジム・ロジャーズの経歴は?
ジム・ロジャーズはしばしば「世界三大投資家」の1人として挙げられます。
世界三大投資家とは、次の3名の人物を指します。
ウォーレン・バフェット
ジョージ・ソロス
ジム・ロジャーズ
ジム・ロジャーズの投資対象は多岐にわたり、個別株から商品先物まで幅広く投資している点が特徴です。
その投資手法は古典的なBUY AND HOLDではなく、状況に応じてロング(買い)とショート(売り)のポジションを臨機応変に使い分けるスタイルとなっています。
このような投資スタイルには、世界各国の金融政策、社会情勢、経済状況に関する複合的な調査・分析を行い、大きな流れを俯瞰的に捉えることが求められます。
商品先物指数としてRICI(ロジャーズ国際商品指数)が世界中で利用されていますが、この指数を1998年に発案したのは他でもないジム・ロジャーズです。
世界経済にも影響を与え続けている、彼らはまさに大御所といえるでしょう。ウォーレン・バフェット(Warren Buffett):

個性: バフェットはアメリカの実業家であり、バークシャー・ハサウェイのCEOとして知られています。彼は穏やかで地に足の着いた性格であり、”オマハの賢人”とも呼ばれています。
投資術: バフェットはバリュー投資の代表的なプラクティショナーで、割安な株を見つけて長期保有するスタイルが有名です。彼の「ワイドモート」(広い堀)と呼ばれる安全な企業に投資する哲学が広く知られています。
ジョージ・ソロス(George Soros):

個性: ソロスはハンガリー生まれのアメリカの投資家であり、政治的な寄与も行っています。彼は積極的で冒険的なイメージがあります。
投資術: ソロスは「リフレックスティビティ理論」を提唱し、市場参加者の行動が市場そのものに影響を与えるという考え方で知られています。また、為替市場での巧みな取引によっても有名です。
ジム・ロジャーズ(Jim Rogers)はアメリカの投資家であり、共同設立者として知られるヘッジファンド、クエンティン・ヴァンダービルト(Quantum Fund)で知られています。以下に、ジム・ロジャースの思考や投資に対する考え方の一般的な特徴をいくつか挙げてみましょう。

グローバルな視点:

ロジャースは常にグローバルな視点を持ち、国際的な経済や投資機会に焦点を当てています。彼の投資戦略は、世界中の異なる市場や資産クラスへの分散を強調しています。
長期的な視点:

長期的な視点を重視しており、短期の市場の変動やノイズに左右されず、世界的なトレンドを追い求めています。これは、経済サイクルや産業の変遷を見極め、将来の成長分野を見つけ出すことに関連しています。
投資先の実地調査:

ロジャースは投資先を選定する際には、その地域や産業について実地調査を行います。彼はしばしば世界中を旅し、直接的な情報や洞察を得ることを重視しています。
資産のサイクル理解:

彼は資産のサイクルを理解し、投資先のサイクルに合わせて資産クラスを変動させることを試みています。このアプローチにより、特定のタイミングでの市場の弱点や潜在的な成長要因を見極めることができます。
独自の見解と挑戦:

ロジャースはしばしば一般的な見解に挑戦し、独自の意見を持っています。時折、彼の見解は市場の主流派とは異なりますが、彼はその見識に自信を持ち続けています。
ジム・ロジャースは投資家としての成功だけでなく、著書やメディアでの発信も通じて、彼の独自の視点や投資戦略を広く知られる存在となっています。

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