香川県警によりますと、県内に住む60代の男性は、2024年12月と2025年1月、会社経営の女性をかたる2人の人物とSNSで知り合い、やりとりを重ねるようになりました。その後、男性は、「確実に利益が得られる」などとそれぞれ金の取引とFX投資に勧誘され、相手に言われるがまま偽のアプリをダウンロードし、運用を始めました。
男性が運用を続けると、それぞれアプリ上で利益が出たことから金を引き出そうとしましたが、引き出すことができず、現金約1200万円と暗号資産約5700万円相当をだまし取られたということです。
県内では2025年に入り3月末までにSNSを悪用した投資・ロマンス詐欺で44件の被害が確認されていて、被害総額は約2億5500万円にのぼります。
警察は、SNSで知り合った人物から指定された運用アプリのダウンロードを勧められたら詐欺を疑うよう注意を呼び掛けています。