舞台は19世紀、フロンティア精神が燃え上がるアメリカ西部。
自由な開拓と同時に、誰もが銀行を作り、紙幣を刷り、そして崩壊していった。
ずんだもんとめたんが「金融パニックの時代」に迫ります。
今回のテーマは「自由は、時に危険なバブルを生む」。
■本編のハイライト
・紙幣を刷るのは床屋でもOK!?
中央銀行の統制が弱く、州の認可だけで銀行設立が可能だった時代。
床屋やバーテンダーが自作の紙幣を発行し、信用力のないお金がアメリカ中を飛び交う。
・金融パニックの連鎖:
- 1819年:史上初の金融恐慌。土地価格暴落で多くが破産。
- 1837年:運河・有料道路ブーム崩壊。英国投資家も巨額損失。
- 1873年:鉄道バブル崩壊。ニューヨーク証券取引所が10日間閉鎖。
・銀行の“マジックショー”
検査官が来る前に金貨を仲間内で使い回し、
箱の底に釘を敷いて金貨を“かさ増し”。
中には、50万ドルの紙幣発行に対し、実際の金貨が「86ドル48セント」しかない銀行も……!
・投機は土地から鉄道へ:
西部開拓による土地投機、運河・道路ブーム、そして鉄道バブル。
“夢の大陸横断”が、やがて“悪夢の崩壊”に変わる。
・責任転嫁のアメリカ伝統芸:
自分たちの投機的行動を省みず、
通貨制度・金本位制・政府のせいにする国民。
制度批判で自らの過ちを覆い隠す姿が、現代にも通じる皮肉な構図。
■次回予告
土地や鉄道といった“実物”の時代は終わり、
投機の舞台は「ウォール街」へ。
アメリカ資本主義の象徴が、いよいよ登場します。
■こんな方におすすめ!
・経済史やアメリカ開拓時代の裏側に興味がある方
・お金と自由の関係を学びたい方
・バブルと人間心理の関係を知りたい方
ぜひチャンネル登録・高評価をお願いします!
過去の熱狂と崩壊の歴史から、現代の投資にも通じる教訓を一緒に学びましょう。
▼お借りしている素材▼
VOICEVOX:https://voicevox.hiroshiba.jp/
立ち絵(坂本アヒル):https://seiga.nicovideo.jp/seiga/im10788496