基本の基本 オニールの成長株発掘法

成長株発掘法 良い時も悪い時も儲かる銘柄選択をするために
本資料は、ウィリアム・J・オニール氏による『How to Make Money in Stocks: A Winning System in Good Times or Bad (株式で儲ける方法: 好況時も不況時も勝てるシステム)』からの抜粋です。本書は、株式市場でより大きな勝者を選び、損失を大幅に減らすための**勝利のシステム**を提示しています。

その中心となるのが、銘柄選択の7つの主要な特性を頭文字にした**C-A-N S-L-I-M (キャン・スリム)**という簡単な覚えやすい公式です。この公式の各要素は以下の通りです。

### C-A-N S-L-I-M の構成要素

* **C = Current Quarterly Earnings Per Share(当期四半期一株当たり利益)**:
* 選定する株は、**直近に報告された四半期の一株当たり利益**が、前年同期と比較して**大幅な増加率**を示すべきです。
* 一般的に、新規または経験豊富な投資家は、前年同期比で**少なくとも20%から50%以上**の増加を示す株を最低限の基準として設定することが推奨されています。最高の株は100%から500%の増加を示す可能性もあります。
* 過去の優れたパフォーマンスを示した銘柄のモデル研究では、主要な株価上昇が始まる前に、**平均70%以上**の利益増加を示していました。
* 投資家が避けるべきことは、企業の総純利益ではなく、**一株当たり利益**がどれだけ伸びているかに注目することです。

* **A = Annual Earnings Increases(年間利益増加)**:
* 過去5年間、**一株当たり年間利益が有意な成長**を示している企業を探すべきです。
* 優れた企業の一株当たり利益の**年率複利成長率**は、過去4~5年間で**25%から50%、あるいは100%以上**であるべきです。
* 過去の大幅な勝者に関する研究では、銘柄が台頭する初期段階での平均成長率は24%でした。

* **N = New Products, New Management, New Highs(新製品、新経営陣、新高値)**:
* 株価の目覚ましい上昇を生み出すには、「新しい何か」が必要です。これには、**重要な新製品やサービス**、過去数年間の**新しいトップマネジメント**、または**業界状況の大きな変化**が含まれます。
* 最も重要な点として、株価が保ち合い(ベース構築)期間を経た後、**新高値に近づいているか、実際に新高値を更新している時**が、購入を検討する正しいタイミングです。
* 「多くの人々にとって高すぎる、リスクが高すぎると思われるものが、通常はさらに上昇し、低く安価に見えるものが、通常はさらに下落する」という、市場の**「大いなるパラドックス」**に注意が必要です。

* **S = Supply and Demand(需給)**:
* 株価は需給の法則によって決まります。発行済み株式数が多い(大型株)銘柄は、株価を押し上げるために莫大な買い(需要)を必要とします。
* 優れたパフォーマンスを示す企業の95%以上は、業績改善と株価パフォーマンスの最大の時期に、発行済み株式数が**2,500万株未満**でした。
* 株価上昇局面では、株の出来高が通常よりも**大幅に増加する**必要があります(適切なベース構造からブレイクアウトする際には、通常50%以上)。
* **自社株買い**を継続的に行っている企業は、発行済み株式数が減少するため、一株当たり利益が増加する傾向があり、ポジティブな兆候です。

* **L = Leader or Laggard(リーダーか、出遅れ株か)**:
* 相場をリードする株、すなわち**市場のリーダー株**を購入し、出遅れ株や連れ高銘柄(sympathy stock moves)は避けるべきです。
* 株がリーダーか出遅れ株かを判断する簡単な指標は、**相対力(Relative Strength)ランク**です。このランクが1から99のスケールで**70未満**であれば、市場全体のパフォーマンスに対して遅れをとっています。
* 過去の最高のパフォーマンスを示した銘柄は、主要な株価上昇が始まる直前に、平均で**87の相対力ランキング**を持っていました。

* **I = Institutional Sponsorship(機関投資家のサポート)**:
* 株価を押し上げる最大の需要源は**機関投資家**であるため、選択した銘柄には、少なくとも数社(3社から10社程度)の機関投資家による**スポンサーシップ(保有)**があるべきです。
* **パフォーマンスが平均よりも優れている機関投資家**が、直近の四半期に新規に購入した銘柄を追跡することが重要です。
* 「お気に入り50銘柄」リストのように機関投資家に**過剰に保有されている**銘柄は、何か問題が発生した場合に大量の売り圧力となるため、潜在的なリスクがあります。

* **M = Market Direction(市場の方向性)**:
* 個別の銘柄選択が正しくても、全体の**一般市場の方向性**を誤ると、4分の3の銘柄が市場平均と共に下落し、損失を被ります。
* 市場の方向性を判断する最良の方法は、**日々の一般市場の平均(ダウ・ジョーンズ工業株平均やS&P 500など)**の動向を追跡し、理解することです。
* 市場のトップやボトムを見極めることは「複雑なゲーム全体の50%を占める重要な投資スキル」です。市場トップの兆候としては、株価上昇中の**出来高増加を伴う失速**(さらなる価格上昇がないこと)などが挙げられます。
* **33%の損失**を回復するには、**50%の上昇**が必要であるため、一般市場の方向性を認識することが非常に重要です。

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