株の指標で見るべき項目 ——「買い」と「買わない」の明確な基準
株を選ぶ際、以下の指標を総合的に判断することで、投資の的中率とリスク管理を両立できる。各指標の「買い基準」「買わない基準」とその意味を解説する。
■ 株の指標別買い・買わない基準
項目 買いの基準 買わない基準 指標の意味と評価ポイント
利回り 3~5% 7% 以上 年間配当収益の割合。3~5% は安定的な配当収入ポテンシャルがあり、7% 以上は配当還元の持続性リスクが高まる
配当性向 30~50% 70% 以上 利益の配当回し割合。30~50% は「株主還元」と「企業再投資」のバランスが取れており、70% 以上は再投資額不足の懸念がある
PBR(株価純資産倍率) 0.6~1.2 倍 1.8 倍以上 株価と純資産の比率。0.6~1.2 倍は割安か財務健全性を示し、1.8 倍以上は過評価リスクが高い
PER(株価収益率) 10~15 倍 5 倍以下・20 倍超え 株価と収益の比率。10~15 倍は適正・割安評価で、5 倍以下は収益力低下、20 倍超えは過大評価の懸念がある
自己資本比率 50% 以上 20% 以下 純資産の総資産占め割合。50% 以上は財務体力が強く、20% 以下は財務リスクが高い
営業利益率 10% 以上 5% 未満 売上高に対する営業利益割合。10% 以上は収益基盤が安定し、5% 未満は収益力に懸念がある
連続増配年数 3 年以上 減配あり 配当増加の継続年数。3 年以上は成長自信と還元意欲が高く、減配は業績悪化の兆候となる
これらの指標を株を買う前に必ず確認することで、「成長性」「収益性」「財務健全性」が両立した銘柄を見抜く力が養われる。ぜひこの基準を活用し、的確な株選びに役立ててみてはどうだろう。
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