🥇 格言:「順張りは、流れに乗れ」
📜 意味と由来
この格言は、**「株式相場の大きな流れ(トレンド)が発生したときは、その流れに逆らわず、素直に乗って取引すべきである」**という、**トレンドフォロー(順張り)**戦略の基本原則を説いた教訓です。
• 順張り(じゅんばり): 相場が上昇しているときに買い、下落しているときに売るという、相場の方向性に従う取引手法。
• 教訓: 相場の流れは、一時的に止まったり戻ったりすることはあっても、一度大きなトレンドが発生すると、その流れは強力で長く続く傾向があります。流れに逆らって取引(逆張り)をすると、大きな損失を被るリスクが高まるため、流れに謙虚に従うべきであると教えています。
💹 現代の投資への応用
1. トレンドの力を尊重する
相場には、投資家の感情や需給、マクロ経済の力学が作用し、一度方向性が定まると、その勢いは自己実現的に強化されていきます。
• 上昇トレンド: 株価が上昇しているのは、市場参加者の多くが「まだ上がる」と考えている証拠です。
この「当たり屋」(第9回)の流れに乗り、利益を伸ばすことを優先します。
• 下降トレンド: 株価が下落しているのは、市場参加者の多くが「まだ下がる」と考えている証拠です。
この流れに逆らって「安すぎる」と買うのは、大きなリスクを伴います。
2. 「木を見て森を見ず」の回避
トレンドフォローの視点は、「木を見て森を見ず」(第25回)の回避にも繋がります。
• 全体像の把握: 日々の小さな株価の上下(木)に惑わされず、移動平均線や出来高などを用いて、**相場全体の大きな流れ(森)**がどちらに向かっているかを把握し、その流れに沿ってポジションを持つべきです。
3. 逆張りの誘惑に勝つ
多くの投資家は、特に上昇相場で**「もう上がりすぎだろう」という心理から逆張り(売り)をしたり、下降相場で「安すぎるから」**と逆張り(買い)をしたりして、大きな損失を出します。
• 教訓: 相場は「株価は理論では動かない」(第27回)非合理性を持っており、理論的に「上がりすぎ」でも、流れが変わるまでは上がり続けます。流れが変わるまでは、流れに逆らわないという規律が、資金を守る鍵となります。
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