CMEグループは、同社の規制対象暗号資産先物・オプションを24時間365日取引可能にする計画を発表した。先行してAvalanche(AVAX)とSui(SUI)の先物を5月4日に上場する方向で調整しており、暗号デリバティブ全体の常時取引化は5月29日からの開始を見込むとしている。いずれのスケジュールも規制当局の審査を条件としている。([cmegroup.com](https://www.cmegroup.com/media-room/press-releases/2026/4/07/cme_group_to_continueexpansionofregulatedcryptosuitewithlaunchof.html))
発表によれば、AVAX・SUI先物はマイクロ(小口)と標準の両サイズで提供され、機関から小口トレーダーまで利用しやすい設計とする。CMEの暗号資産プロダクト責任者、ジョバンニ・ヴィチオーソ氏は新規契約について「より多くの選択肢と資本効率を提供する」とコメントしており、ラインナップ拡充は同社の規制下での流動性提供力を強化する狙いがある。([cmegroup.com](https://www.cmegroup.com/media-room/press-releases/2026/4/07/cme_group_to_continueexpansionofregulatedcryptosuitewithlaunchof.html))
今回の決定は、従来の上場デリバティブが時間帯制限によりスポット市場との間に生じていた需給ギャップを埋める意味を持つ。特に24時間稼働するスポット市場と比べ、米国規制市場はこれまで週末や時間外の流動性が乏しく、ポジション調整のためにオフショアやパーペチュアル(無期限)商品へ資金が流れる構図があった。CMEの動きはこうした資金をより規制された場へ呼び戻す可能性があると複数メディアは指摘している。([theblock.co](https://www.theblock.co/post/396534/cme-group-24-7-crypto-derivatives-trading-may-29-avalanche-sui-contracts))
運用面では、24時間化に伴う週次の短時間メンテナンスや、取引日付・決済の取り扱い(週末取引分は翌営業日の取引日扱いになる旨)が明記されている。これにより清算や報告のタイミングに実務上の変更が生じるため、ブローカーや清算担当者はシステム対応を迫られる。市場参加者のヘッジ戦略や先物と現物の価格差(ベーシス)に与える影響も注視が必要だ。([cmegroup.com](https://www.cmegroup.com/markets/cryptocurrencies/24-7-crypto-trading.html))
まとめると、CMEの段階的な拡張は規制市場の利便性を高め、機関投資家のリスク管理ツールを拡充する動きといえる。一方で、実需の移行や流動性分散、清算運用の複雑化といった課題も残る。上場・運用の正式な実施は各種規制手続きの進捗に依存するため、発表された日程は今後の審査結果により変更される可能性がある。([cmegroup.com](https://www.cmegroup.com/media-room/press-releases/2026/4/07/cme_group_to_continueexpansionofregulatedcryptosuitewithlaunchof.html))












