マイナス金利解除? 日銀金融政策決定会合 海外投資家「ハト派的利上げ」に期待【知っておきたい!】【グッド!モーニング】(2024年3月18日)

 15日、日経平均株価の終値は、前日より99円安い3万8707円で、小幅に値下がりしましたが、依然として日本株は高値圏を維持しています。

 専門家は「日本株の好調を支えているのは、海外投資家のジャパントレードにある」と指摘します。
 
ニッセイ基礎研究所 井出真吾主席研究員
「海外の投資家は日本株を買うのと同時に、先に円を売っておくんです。いわゆるジャパントレード」

 ここ数年、株価が上昇すると、円の価値は下落する傾向にあります。そこで、「海外投資家は先に円を売っておくことで、利益が目減りしてしまうことを防いでいる」といいます。
 
井出主席研究員
「海外の投資家が日本株を買うので、それだけで株価が上がりやすくなる。同時に円を売るので、円安が進みやすくなると、ダブルで株価上昇要因になってくるということです」
 
 18日と19日に行われる金融政策決定会合について、市場では「日銀がマイナス金利政策を解除する」という見方が強まっています。ここで「日銀が急速な利上げを避けるハト派の姿勢を示せば、ジャパントレードに勢いがつく可能性がある」といいます。
 
井出主席研究員
「おそらく日銀としても、ハト派的なメッセージを強調すると思う。円安に進みやすいし、日本株が大きく売られるリスクも下がる。その場合、海外の投資家にとっては、ジャパントレードを膨らませるチャンスになると思います」

(「グッド!モーニング」2024年3月18日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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