【10/30 大引け|1,369円安でも、プライムの52%は値上がり。崩れたのは日本株ではなく「AIで上げた株」】
先に私の見方を書きます。今日の下げは、日本株全体の売りではありません。「AIで上げてきた株」だけの売りです。
■ 数字で確かめる(3つ)
① プライムの値上がりは807銘柄(52%)。値下がりの714銘柄より多い
② 日経平均は−2.12%(63,290円)なのに、TOPIXは−0.95%。値がさのAI株が多い日経平均だけが、大きく下げました
③ 押し下げ上位5銘柄(アドバンテスト、東エレク、ソフトバンクG、イビデン、TDK)で約1,265円。下げ幅の9割です
反対に、ファストリ、コナミG、リクルート、バンナム、KDDIの5銘柄で約323円の押し上げ。業種は空運、海運、陸運、小売、サービスが上位でした
■ きっかけ
朝の米国で、アマゾンとインテルの決算が市場予想に届かず、時間外で急落(インテル−23%、アマゾン−7%)。
→ 効く先:AI・半導体株。イビデンはS安(8,359円)、レーザーテック−8.81%、キオクシア−7.14%、アドバンテスト−5.86%
富士通もS安(3,622円、−16.20%)。上期の営業利益が市場予想に届きませんでした。
→ 効く先:ITサービス株。29日の日立(−9.77%)に続いて、「良い決算でも、期待に届かなければ売る」流れです
日銀は現状維持。ETFの売却ペースは来年1月から年8,600億円(簿価)に増えますが、1日あたりにすると約100億円。今日の値動きの主役ではありませんでした。
→ 効く先:TOPIXに入る大型株。じわじわ効く重し
■ 引けのあとの決算:同じ半導体でも明暗が分かれる
・東エレクは、未定だった今期の見通しを出しました。純利益8,650億円(+50.6%)、配当523円、自社株買い(上限1.1%)。PTSは9,950円(+4.6%)
・レーザーテックは、7〜9月の経常利益が−45.8%。PTSは36,564円(−3.0%)
・TDKは上方修正で、PTSは+2.3%
私の見方:来週は、AI株を「まとめて売る」局面から、決算の数字で「選び分ける」局面に変わると見ます。東エレクのように見通しを数字で示せた会社と、数字が落ちた会社の差が広がるはずです。
×になるとしたら:週明けの米国でハイテク株の売りが続き、東エレクのような好決算まで売られる場合です。
■ キオクシアの決算は、このあと
18時の時点では、まだ出ていません。第3回の見立ては「10〜12月の純利益の見通しは、7〜9月の見通し(1.27兆円)を上回る」。出たら、すぐに答え合わせします。
■ 今週の答え合わせ
・日経平均「金曜は64,000〜65,000円で引ける」→ 63,290円。×
・日経平均「木曜は64,000〜65,000円で引ける」→ 64,659円。○(日々の見立ては今週3勝1敗)
・今週の見立て「10/30の終値は62,000円以上」→ ○
・セリクラ「10/30まで、終値で61,462円を割らない」→ 今週の最安値は26日の62,189円。○
・キオクシア「決算まで、終値で15,180円を超えない」→ 13,470円。○(10/17からの見立て)
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