【老後のお金、どれから使う?】預金・投資信託・NISA、順番を間違えると75歳から保険料が26万円増えます。夫婦そろって病院代3割も【取り崩しの順番】

銀行の預金、証券会社の投資信託・株、NISA。老後のお金を使うとき、どれから崩していますか。75歳からの保険料(後期高齢者医療)に入るのは、このうち特定口座で出た利益と配当だけ。しかも入り始めるのは、2028年1月からの利益です。預金から先に使い、投資信託を75歳を過ぎてからまとめて売ると、値上がり益250万円なら保険料はその年だけ約26万円アップ。夫婦そろって病院の窓口が3割になることもあります。保険料から見た「損をしない使う順番」と、72歳になる年までに売っておく理由、今でも保険料に入ってしまう落とし穴(配当の確定申告・一般口座・国債の利子)を、厚生労働省・国税庁の資料をもとに解説します。

▼今日の内容
1. 3つのお金で、保険料の扱いが違う
2. 75歳から入り始める利益
3. 預金から使うと、何が起きるか
4. 預金から派と、投資から派
5. 損をしない、使う順番
6. 今でも保険料に入ってしまう落とし穴

▼保険料から見た、使う順番
① 特定口座の値上がり分は、72歳になる年の12月31日までに売っておく(8月〜12月生まれの方は73歳になる年まで。いま72〜74歳の方は2027年12月31日まで)
② 75歳からは預金を使う(預金の引き出し・利子は保険料に入りません)
③ NISAは最後まで残す(保険料に入らず、相続すると亡くなった日の値段で引き継がれます)
※いま75歳以上の方も、2027年12月31日までに売った利益は入りません。日付は「受け渡し日」です。

▼今日やること
・証券会社の「保有資産」画面で、特定口座にいくら値上がり分があるかを確かめる
・1月に届く「年間取引報告書」で、口座が「源泉徴収あり」かを確かめる
・配当を確定申告していないか、去年の申告書の控えを見る

▼目次
0:00 使う順番を間違えると、保険料が26万円増える
1:08 ごあいさつ・今日の内容
1:40 1. 3つのお金で、保険料の扱いが違う
4:12 山口さんご夫婦の例
5:07 2. 75歳から入り始める利益
6:07 利益100万〜500万円で、保険料はいくら上がる?
7:11 3. 預金から使うと、何が起きるか
9:14 夫婦そろって窓口3割に
10:37 夫が先に亡くなったとき
11:20 4. 預金から派と、投資から派
14:13 5. 損をしない、使う順番
14:34 なぜ74歳ではなく72歳なのか
15:37 8年かけて少しずつ売る
17:16 損が出ている投資信託は?
18:17 75歳を過ぎて分けて売っても、保険料は同じ
18:50 NISAは最後に
19:55 2つの道を比べると
20:36 6. 今でも保険料に入ってしまう落とし穴
22:09 一般口座・源泉徴収なしの口座
22:49 国債の利子
23:12 ご質問:住民税も上がる?
23:32 ご質問:妻の名前の口座は?
24:02 ご質問:介護保険料は?
24:33 今日のまとめ

▼例の前提
・山口さんご夫婦(2人とも65歳・年金の手取り 夫婦で月22万2千円・預金1,000万円・特定口座の投資信託600万円〔買った値段350万円〕・NISA 300万円)は、計算のための一例です。例の人物は架空の設定です。
・保険料は、令和8・9年度の全国平均の率(均等割 年5万7,434円・所得割10.42%)で計算した目安です。保険料率は都道府県ごとに違います。
・年金だけで暮らす夫婦の不足額(月4万2,434円)は、総務省「家計調査 2025年平均」の65歳以上の夫婦のみの無職世帯の数字です。

▼出典
・厚生労働省 第218回社会保障審議会医療保険部会(2026年10月16日)資料「金融所得の勘案について」
・厚生労働省「令和8・9年度の後期高齢者医療制度の保険料率について」
・国税庁 タックスアンサー No.1464「譲渡した株式等の取得費」
・総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年平均結果の概要」
・岡山市「上場株式等の配当所得等および上場株式等の譲渡所得等に係る課税方式の統一について(令和6年度から)」
・港区「上場株式等に係る配当所得等・譲渡所得等の課税方法の統一」

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この動画について
数字と制度は、厚生労働省などが公開している資料から取っています。日程は厚生労働省が示した「案」で、今後変わることがあります。制度や金額は改正・年度ごとの改定で変わるので、この動画は公開した日の時点の内容です。

保険料と窓口の割合は、お住まいの都道府県、世帯の人数、ほかの収入によって変わります。正確な額は、お住まいの後期高齢者医療広域連合・市区町村の窓口でご確認ください。売り方・税金・相続については、証券会社や税理士にご相談ください。この動画は、売る・持つ・特定の商品をおすすめするものではありません。
コメント欄での個別のご相談にはお答えできませんが、多かったご質問は動画で取り上げています。

ナレーションには音声合成を使っています。

ご両親やご家族で投資信託や株をお持ちの方がいたら、75歳になる前にこの動画を見せてあげてください。